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ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

ダックスフンドのバラエティ

ダックスフントは,サイズにより3バラエティー(スタンダード・ミニチュア・カニーンヘン),毛質により3バラエティー(スムース・ロング・ワイアー),合計9バラエティーがあります。
ダックスフンドのサイズバラエティーは,2010年7月1日から犬種標準(スタンダード)の改正により以下のようになります。

【スタンダードダックスフンド
胸囲35cmを超える 体重約9kg
ミニチュアダックスフンド
生後15ヶ月を経過した時点で測定し,胸囲30~35cm
カニーンヘンダックスフンド
生後15ヶ月を経過した時点で測定し,胸囲30cm以下

改正前は以下の通りです。

【スタンダードダックスフンド
体重9~12kg
ミニチュアダックスフンド
生後15ヶ月を経過した時点で測定し,胸囲35cmを理想とする 体重5kg以下
カニーンヘンダックスフンド
生後15ヶ月を経過した時点で測定し,胸囲30cm以下 体重3.2~3.5kgを理想とする

2010年からの改正により,ダックスフンドのサイズバラエティーが『胸囲』という1つの条件で区分され,どこのサイズバラエティーに属するのかが分かりやすくなりました。また,3つのサイズバラエティー間に連続性が生じました。
体重の記載がなくなったことで,例えば胸囲30cm体重7kgのカニーンヘン,胸囲35cm体重2kgのミニチュアも許容されるのか?と考える方もいるかもしれませんが,「体重の記載がなくなった=体重は何kgでも良い」と捉えることは違うと私は思います。
その理由として,3つのサイズバラエティーは,1つの犬種標準(スタンダード)により規定されているため,相似形であるということがあげられます。相似形であるということは,胸囲と体重には相対成長関係があるということです。つまり,個体により骨量,筋肉量などにより多少の体重のばらつきはあるものの,犬種標準(スタンダード)に沿った繁殖を行っていれば,『胸囲30cm体重7kgのカニーンヘン,胸囲35cm体重2kgのミニチュア』という極端な事例はないと考えます。