RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

犬の飼い方、今昔

30年ほど前の我が家の愛犬チロ。男の子です。野良犬出身。



チロを飼い始めた頃、私はまだ小学生。獣医さんと野良犬飼育経験あり?の祖母に教わりながらお世話しておりました。で、小学生の頃は、近所の大学の獣医学科へ入り浸って、実験用ワンコのお世話を手伝っていたので、自分ではもう犬の知識はバッチリ!と思い込んでおりました^^;。犬のみならず、馬、羊、山羊、豚などなどすべての飼育舎に出入りしていました(汗)。↑上記の写真のスナネズミも、獣医学科で実験用に増やしていたものを譲ってもらったんですよ。当時、スナネズミなんてペットショップでは売っていなかったし、ネズミを飼っているというだけで顔をしかめられることもありました。
今にして思うと、なんてヘンテコな飼い方をしていたんだ!と思うことは多々ありますが、しつけの仕方も飼い方も時代によって随分変わるものですね。


食事について。
獣医さん曰く。犬の胃の大きさは頭のサイズだと思ってよいとのこと。なので、1日の食事量は頭の大きさくらい。しかも1日1回だった^^;。
ドライフードではなく、お肉屋さんでもらったくず肉を野菜やご飯などと一緒にコトコト煮たものをあげていた。祖母がそもそもドライフードなるものは買ったことがなかった。さすがにご飯に味噌汁をかけるぶっかけ飯は、犬には塩分過多と祖母も言っていて、それはなかった。でも、祖母の幼少期は普通だったらしい。


散歩について。
とにかく祖母がお散歩大好きだったので、1日中外を連れまわされていた印象www。スーパーへの買い物にも連れていかれていた。今だったらとんでもない!だけど、買い物中はスーパーの前に繋がれていたチロ。そして、毎日毎日よ〜〜〜く歩いていたせいか、13年間1度も爪切りしたことがなかった^^;。それでもちゃんと磨り減っていた。今にして思うと、地面に触れない狼爪などはどーなっていたんだろう???


室内飼育だった。
このサイズの犬で室内飼育は珍しかった。そもそも、めちゃくちゃ人間不信の犬なのに、顔が可愛いもんだから、外に繋いでいると勝手に触ろうとする人が多かった。知らないうちに他の人に怪我をさせるのが怖かったので、家の中に入れたのが始まり^^;。そして、室内トイレはなかった。犬は家の中でおしっこしないと思っていた。実際、失敗もほとんどなかった。


室内飼育だったので、シャンプーはよくしていた。もちろん人間用シャンプーだ。でも、ドライヤーで乾かすということはなかった^^;。そもそも、自分の頭すらドライヤーで乾かすという習慣がなかったのに、ワンコにドライヤーをするという発想は生まれなかった。


近所にペットホテルなどはなかった。人間不信のチロのお世話ができるような人もいなかった。なので、家族旅行にはほとんどチロもきていた。一番の遠出は、東京ディズニーランド。夏場で車にはさすがに置いておけない。実は、当時、ディズニーランドにはペット預かりがあったんですね。ただ、噛み付く可能性大なので、お水だけ置いてもらって、係の人には手出し無用でお願いした記憶があります^^;。


あ、あと、当時私は犬のタマタマを知らなかった。毛の間に黒い塊をみつけ、うんこだと思ったんですよ。ティッシュでつかんで引っ張りました。当然、チロはめちゃ嫌がりましたけどーーーwww。


まあ、昔はこんな感じでした。


ネットの情報に疎い人もいれば、高齢の方などは飼い方について昔の知識のままの人も多々いるだろうなあと思います。近所に、今だに外飼いしている人だっているし、その辺で生まれたのをもらうのが当たり前で、お金だして犬を買うなんて!って言う人もまだいるしね。お散歩中に、ワンコ話をしていても、歯磨きしてるよーって言うと、びっくりされることも多いです。我が家の周りでは、歯磨きはまだ少数派らしい。


また10年経てば、現在の常識も変わるかもしれないし、何が正解なのかはよく分からんですね。


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