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ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

犬種標準(スタンダード)

犬種標準(スタンダード)は,個々の犬種の外貌,気質,サイズ,また各部位の数値化,部位ごとの特徴が明文化されています。犬種が後世に保存継承されていく上で非常に需要です。


ダックスフンドの一般外貌】
地低く,短脚で,体長は長いが,引き締まった体格である。
胸深は体高の3分の2である。

  • 胸深:キ甲の最高点より胸底までの垂直の長さ
  • 体高:キ甲の最高点より地上までの垂直の長さ
  • キ甲:頸の直後にある肩の最高点と,第1及び第2胸椎の棘突起により形成される部位

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一般外貌



【頭部】
スカルは,かなり平らで,わずかにアーチした鼻梁に次第に溶け込む。
ストップは,わずかに判別できる。
マズルは,長く,十分幅広く,力強い。目の高さで分かれる。
耳付きは高く,前方に向きすぎない。十分な長さがあるが,極端に長くはない。
目は,中位の大きさで,オーバル(卵形)。

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頭部

【ネック】
十分な長さで筋肉質である。


【キ甲】
顕著である。


【背】
高いキ甲の後方のトップラインは胸椎から後方にかけて真っ直ぐに伸びているか,わずかに傾斜している。


【胸】
肋骨が非常によく発達し,突き出ているため両側がわずかに窪んでいるように見られる。前望して胸郭はオーバル(卵形)である。 肩甲骨と上腕の正確な長さとアンギュレーションにより,側望すると前脚は肋骨ラインの最低点を覆っている。

  • アンギュレーション:骨格が結合する場合の角度のこと


【肩】
肩甲骨は長く傾斜し,胸にぴったりと接している。


【上腕】
肩甲骨と同じ長さで,肩甲骨に対しほぼ直角に位置する。


【前腕】
短いが,地面からの距離はキ甲の高さの3分の1程度の長さはある。


【大腿】
程よい長さで,十分に筋肉が発達してなくてはならない。


【下腿】
短く,大腿とほぼ直角を成す。
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【歩様】
グランドカバー力があり,流れるようでエネルギッシュである。あまり持ち上げることがない前肢は十分なストライドをもち,強力な後肢の推進力はバックライン(背線)をわずかな弾力性を伴いながら前方へ伝えていく。尾はバックラインの延長で調和がとれており,わずかに傾斜して保持する。前脚,後脚は平行な歩様である

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歩様


注)ここでは犬種標準(スタンダード)をすべて記載したわけではありません。もっと詳しく知りたい方は,犬種標準書をご覧下さい。このカテゴリーの参照写真は我が家の子達です。完全にスタンダードに一致している訳ではありません。ご了承下さい。