RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

繁殖について

久々に真面目にね‥。私の1つの考えではありますが、読んでもらえると幸いです。


犬の日々の成長ってめまぐるしく、著しいものがあり、毎日、毎日発見の連続ですよね。仔犬を自分でとりあげ、育てる楽しみ、毎日が楽しくてしょうがない‥ブログの様子だけを見ていると、そんな感じにうつるかもしれません。
私は少なくとも楽しい‥だけではないような気がします。私のエゴで生み出した命に対する責任‥、とても重いと思います。自分の飼っている犬が繁殖に向いているのか、いないのか?家庭犬として大事に1頭で育てられている犬であればあるほど、その判断は客観的なものではなく感傷に流されたものになってしまうと思います。私もその一人です。そして、生まれた子‥、1代限りのペットとしてそれぞれの家庭で大事に育ててもらうことができればいいのかもしれません。でも、その子達のオーナーさんも感傷に流されてまた繁殖‥そうならないと絶対に言えるでしょうか?すでに自分が感傷に流されているのに‥。
自分にとっては、1回限りであっても、その後の代、後の代まで連鎖するのかもしれません。そうなるくらいなら、きちんと勉強をしてどんな点をどのように残していきたいのか見据え、今後もブリーディングを行なっていける個体を残すための繁殖を行なう方がいいと思います。
そして、それは、数頭飼育の一般家庭、1家庭だけでは絶対にできません。同じような目的で、目指すべき方向をきちんと理解している複数のブリーダーさんと協力が必要です。また、自分の家庭で生まれた子を最後まで責任を持って飼いつづけることを前提とした場合、犬の一生十数年と考えると、自分が死んでしまう年齢から逆算すると、そう長い間ブリーディングを続けていくことはできません。血統を残していくためには、自分と同じ思いを共感してくれる若い世代の人と巡りあうことが必要となってきます。ちょっと年寄りくさく感じるかもしれませんが‥、犬の血統ってそのように守られてきたものだと思います。なので、HPを通じて、ベルタの魅力を発信していくこと、いろいろな仲間と知り合うこと、私にとってはすべてが大事な出会いであります。

「犬のブリーディングテクニック」という本の中で、著者が書いている言葉。「ブリーダーはあくまで誠実であることだ」。この言葉ってすごくズシンときますよね。きちんと考えられた計画繁殖の中でも、欠点をもつ子が生まれることもあります。その欠点を隠さず、きちんと対処できるのか?すごく大事なことだと思います。
そして、誠実であるためには、無知であってはいけないのです。何も知らずに誠意だけで対応するのは、誠実ではなく人がいいだけです。無知では、犬の欠点にきちんと対処することはできません。

仔犬の成長を見ていると、上記のようなことを日々考えずにはいられません。ブリーディングを続けていけば、仔犬を譲る機会がでてくると思います。そのときに、自分が犬に対して責任を持てるだけの知識を持ち合わせ、誠実であれるのか?そうありたいと思うわけです。

↑そんな私の思いも知らず、楽しそうなワンコを見ると、ますます守ってあげたくなりますよね^^。