RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

日本遠望より

今朝の新聞記事「日本遠望」で、世界最高峰とされるウエストミンスター展で頂点に立ったハンドラーさんのお話が紹介されていました。米国での住み込み修行のこと、ハンドラーさんを支えるブリーダーさんの存在、ウエストミンスター展で頂点に立ったときの気持ち。一般向けにドラマチックに表現されていましたが、私はとても興味深く読みました。
このハンドラーさんが、米国の名ハンドラーさんの目に留まり、下積み修行のきっかけとなったこと。
ブリーダーさんと次世代の犬つくりについて語りあったこと。
ハンドラーさんの力量を認めてくれるオーナーさんの存在。
きっとこのハンドラーさんがここまでくるまでには、記事に描かれる人以外にも、多くの人々から与えられるきっかけ、影響、理解が多分にあっただろうと察することができます。

この記事を読んで思うこと。
良い犬というものはそれ単体で輝いている訳ではなく、その犬を可愛がってくれるオーナーさん、美しさを引き出してくれるハンドラーさん、理想とする犬を目指すブリーダーさん、評価を与えてくれる方々などに支えられているのだろうということ。
また、良い犬の存在は、美しさを引き出したい、後代に残したい‥様々な思いや影響を人々に与え、さらなる知識、技術、経験を積みたいと思わせるパワーになるのだろうなということ。
時に、その子を囲む人々、また、その犬種を愛する人々の間で考え方が異なったとしても、理解し、理解されることで、素晴らしい人間関係を構築していくことで、より大きなものを生み出したのだろうなということ。
まさに相乗効果というべきものがあったのではないでしょうか。

ハッピーになりたい。人と犬のそんな気持ちがひとつになってショーが生まれる〜という言葉で締めくくられたお話でしたが、ショーのみならず、生きていくにおいても大いに興味深いお話と思えました。