１週間ほど前から目がちょっと赤くなっていたベルタさん。
左目がしょぼしょぼしておりました。
ベルタさんは目が赤くなりやすいので，常備している軟膏目薬があるのですが，今回はなかなかしょぼしょぼが治らない
。
弟くんについてきてもらって病院へ行ってみると，目の表面も傷がついていることが分かった。確かに……，軟膏目薬をすると目をゴシゴシとサークルに擦り付けていたな。
液状の目薬に変えてもらい，目の表面を保護する目薬も処方してもらった。
病院からの帰りの車中で弟くんが「ミュウと車で病院へ行っていたときと，ベルタと今一緒に乗っているのとでは気持ちが違う。」と言っていた。
「どう違うの？」と聞くと，
「ミュウの時は，早くミュウを治して楽にしてあげたいって思ったし，先生に３ヶ月以内に死んじゃうって言われたから全然安心した気持ちになれなかった。でも，ベルタには『病院で目薬してもらったから良かったね〜♪』っていう感じの楽な気持ちだ。」とのこと。
「ベルタは目が赤くなりやすいけど，でも，死なないよね。長生きするよね。目が赤いくらいじゃ死なないもんね。」と何度もつぶやく弟くん。
そうだね。
あれから……，明るく振る舞ってはいるけれど，ミュウが亡くなったことで弟くんは本当はかなりショックを受けている。ミュウを病院へ連れていくときもいつもついてきて，診察中もずっとミュウの傍にいて，先生から診察結果を聞かされたときもその場にいた弟くん。ミュウが元気になることは難しい…と先生からはっきり言われていても，それをなかなか家族に話せなかった弟くん。ミュウが亡くなったとき，洗面所へ走っていって隠れて泣いていた弟くん。いつもだったら日記にワンコのことをたくさん書いていたのに，「ミュウのことは書きたくない…。悲しくなるから…。」と，あれから弟くんの日記にはワンコが登場していない。
弟くんなりに悲しみを乗り越えようとしているんだろうね…。
あまり心配かけないようにベルタさん，早くお目目を治してね♪擦らないで〜。
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