RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

個体識別について

今年のジャパンインターナショナルショーより,全てのFCI展出陳犬への個体識別(マイクロチップorタトウ)が義務付けられました。


今回,ジャパンインターナショナルショーに申し込みをしているうぃーちゃん。両親ともにDNA登録,個体識別(マイクロチップorタトウ)がされています。うぃーちゃんも,血統書申請の際,タトウ番号が登録されています。…が,この肝心のタトウが見えにくい!個体識別の確認ができなかった場合は,賞位取り消し…なんてこともあるそうです(@@)。マジか…。


では,追加でマイクロチップ入れればいいのでしょうか?タトウが見えず個体識別ができないのに,どうしてこのマイクロチップをうぃーちゃんに入れました!と証明できるのでしょうか?
正確には,うぃーちゃんのDNA登録をして両親との親子関係を確認してもらわなきゃって話ですよね?つまりは,タトウだって同じことなのだけれど…。


また,マイクロチップを個々の飼い主さんがそれぞれにやってしまっては,迷子防止としては役に立ちますが,血統管理するための個体識別としては意味がないものとなります。マイクロチップ情報と血統書情報が照会できる形にしなければなりません。そのためには,飼い主さんがJKCに入会,血統書の名義変更を行い,血統書に新たにマイクロチップ情報を追記してもらうのですが,血統書の名義変更…おそらく多くの方がしていないでしょう。また,上記のうぃーちゃんの例のようにどうやってその個体にマイクロチップを施したと証明するのでしょうか?


繁殖者が血統書申請と同時にマイクロチップ情報も登録した場合は,両者の情報は照会できる形になります。…が,譲渡先の情報は公的な機関でデータベース化されているわけではありません。繁殖者,販売者等の手元にあるのみです。繁殖者が譲渡先の情報を保管する期間を過ぎてしまっていたら?譲渡先の住所変更があったら?譲渡先が複数回変わったら?この場合,マイクロチップ情報が確認できたとしても,迷子になってしまった時,飼育放棄されてしまった時,現在の所有者が分からないということになります。


DNA登録は,2003年より種雄,チャンピオン犬,外産犬において実施されるようになりました。また,今年からは個体識別(マイクロチップorタトウ)についてもかなり推奨されているように思います。個体管理は厳重になってきていますが,まだ色々と問題や抜け穴はありそうです。


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