……っていう記事がasahi.comに載ってましたネ。
生後50〜60日が売れ筋というペット業界と,早くから親元から離すことへの危険性を訴える動物愛護団体の対立。
動物愛護団体側の『親や兄弟から離れる時期が早すぎると、ほえ癖やかみ癖がつく。結果として飼い主に捨てられ,殺処分されるペットが増える』という指摘が,きちんとしたデータとして根拠を提示しないと,ペット業界側を納得させるのは難しそうですね。
データをとるにあたり,ちょっと考えるだけでもいくつか難しいことがありそうです。
親元から離された子犬がどのような成長をしたのかを確認するのに追跡調査が必要なこと。そして,子犬が成長をするまでの間,時間がかかること。
ほえ癖やかみ癖が,単純に親元から離れた時期とだけ相関を示すわけではないこと。
殺処分になったペット達が,いつどのような時期に親元を離れて育ったのかが,個体を見ただけでは分からないこと。
などなど。
生後50〜60日で親元から離すことを支持する訳ではあないですよ。私もそれがイケナイというきちんとした根拠を単純に知りたいということなのです。私も僅かながらではありますが,繁殖に携わってきたので,やっぱり子犬の成長にとって良くないことは,やっぱり止めるべきだと思うからです。