RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

ベルタのヘルニアの記録

お久しぶりです〜。


実は,10月24日にベルタさんがヘルニアを発症してしまいました


今年は6月頃にたろのヘルニア騒動があり,結局は症状を見る限りヘルニアではなかった…という結論に落ち着きました。その時,ヘルニアっ子の経験があるお友達から,ヘルニアの症状について色々聞いてはいたのですが,たろの時はなかなかピンときませんでした。だから,「たぶん,たろは違うよ!」と言われても,ホントかな〜?なんて思ったものです。


…が,ベルタさんを見たときには違いが分かりました。これだ!って。


最初は,午前中にリビングで他のワンコ達と走り回っている時にキャンと鳴きました。そして,少し後ろ足をひきずっていました。チビ達に激突された?足をくじいた?と思いました。ベルタは弟くんの隣に座りじっとしていました。その時は,足を触っても痛がるそぶりもなかったので,チビに激突されてびっくりしただけだろうと考え,しばらくハウスに入れて様子を見ることに。


午後にもう一度ベルタを出してみると,すでに腰砕け状態でした。この時に「ヘルニアだ!」と思ったのです。


すぐに病院へ行き,診察を受けました。後ろ足をひっくり返しても戻す仕草をしません。肉球をギュッとつまむと,ほんの少しだけ反応があります。尻尾もふりふり動かします。おそらく,軽度のヘルニアだろうということで,腰の圧迫をとるためにすぐにステロイド等の薬を処方されました。しばらくは薬と安静です。トイレ以外は,ハウス生活です。


初日はほとんどじっとしていたベルタさん。食事も水を飲むのも座ったままでした。座っている時の足は少し投げ出しているような状態。普通のおすわり姿勢とは違います。
2日目以降は,食事中は立ち上がるように。う○こもおしっこも自分でできていました。ただ,まだお尻がうまく持ち上がらず,う○この時はお尻を持ち上げるのを少しお手伝い。
4日目には,庭でおトイレをさせていたのですが,ヨロヨロですが歩きだしていました。芝にゴロスリをはじめた時は,慌てて制止。う○この姿勢も自分でキープできています。


1週間後にもう一度病院へ。後ろ足を戻す仕草はまだ見られませんが,確実に良い方向へ向かっているとのこと。もう1週間,薬と安静を継続することにしました。


…と,ここまでがベルタさんの経過です。おそらく,かなり軽度の方なのかなと思います。


椎間板ヘルニアは、ダックスに多い病気の一つに挙げられています。簡単に書いてある本などには、胴長短足の体型は腰に負担がかかりやすいから‥つまり力学的な理由です。しかし、一方で、医学的な理由の一つとして、ダックスは軟骨性異栄養性犬種であることが原因と言われてもいます。軟骨形成異常の遺伝子により、足の骨が伸びない=短足犬なのです。軟骨形成異常が背骨にも生じ、軟骨が変性することで起こる遺伝性疾患が椎間板ヘルニアと考えることができます。』…と2007年時にブログに書きました。そして,若年性に発生するヘルニアはブリーディングにより減らしていくことができるのでは?と考えていました。


そして,今回のことでもうひとつ考えさせられたのは,加齢による椎間板の劣化についてです。ベルタさん9才半。シニアのお年頃です。
人間でも,どんなに健康な人であっても加齢とともに椎間板の水分が減少し,弾力性を失って劣化することが分かっています。
椎間板が弾力性を失うことで,繊維輪に亀裂が入り,髄核が外部に飛び出し神経を圧迫するというものです。
加齢による椎間板の劣化が進みにくくなる方法としては運動がよいとされています。適度な負荷と刺激を与えることで,椎間板のなかでコラーゲンなどが新しく生成されるのではと考えられています。
また,コラーゲンは体内で生成されます。材料となるたんぱく質をしっかりとることも考えなくてはいけません。特に,ベルタさんはおデブだったので,食事量を減らしたことも良くなかったのかもしれません。単純に歳だからカロリーを減らせばいいや…ではなく,食事の内容も考えてあげれば良かったと思いました。


ベルタさんのヘルニア…,ちょっとびっくりはしたけど,本犬は至って元気そのものです。ヒート時にハウスさせていた経験も,1ワンハウスの練習になっていたようで,ハウスでおとなしくしていてくれます。経過も良好で安心です。
おトイレのこともあり,も,もしかして下半身毛刈り必要!?!?と慌てて刈らなくて本当に良かった(笑)。



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