RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

お別れ

3月6日。
ちゃこと最後のお別れをしました。ベルタは、ちゃこの体に鼻をくっつけて何度も匂いを確かめていました。
白くて綺麗なお花も頂きました。とても良い香りが漂っています。
子供達には、「ちゃこは煙と一緒にお空へ行きます」と教えました。
そして、火葬の手続きをしてきました。
リビングにちゃこの写真を飾りました。


chinatsuさん、chip さん、モネさん、コバタさん、tomoさん、アンジュママさん、donさん、maedaさん、ベル&ザクロママ さん、皆さまの温かい言葉を読むたびに、ちゃこがこんなにたくさんの人に愛されていて幸せな子だな〜と思いました。
PCの方にもたくさんのメールを頂いています。
個別にお返事ができませんでしたが、本当に感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございます。


最後に、ここ数日の自分の気持ちを言葉にして残して書いておこうと思います。
忘れないうちに‥。
ちゃこが逝ってしまったことに対して、これまでの経緯を後悔しているのか、ちゃこに謝りたいような気持ちなのか、それとも、これで良かったと満足しているのか‥自分でも結局のところよく分からないから。


ちゃこが亡くなる数日前、注射も薬も効かなくなって、嘔吐と下痢が止まりませんでした。もう頑張るのをやめようかな…。ちゃこのために…と思って続けた治療と食事でしたが、食べさせ続けて痛い、痛いと鳴くちゃこを見るのが、もうつらくなっていました。
何も口にしないと、吐くそぶりも見せないし、下痢もしなくなりました。痛がって鳴くこともありません。お気に入りの場所にフラフラと歩いていってコロンと横になっていました。
このまま穏やかにいてくれるといいな…。
たくさんの人が、ちゃこの回復を願ってくれていました。それなのに、一番ちゃこの身近にいる自分が諦めてしまっていることがひどく悪いことをしているように思えました。


なので、最後にちょっと悪あがきをしてしまいました。
一口分の流動食。
すぐに吐いてしまいました。ごめんね、もう体が受けつけてくれないんだったね…。


最後に行った病院で、先生が「出来る限りのことをしたい」とはっきり言いました。諦めてる自分を責められたようで突き刺さりました。診察中に涙が止まらなくて、自分の考えを話すことができませんでした。
先生は私にティッシュをくれました。そして、「よし、分かった。ちゃこをここで預かる。やってみるから。」と言いました。
先生は、泣いている私を見て、どうしてもちゃこを助けて欲しいと訴えていると思ったのかもしれません。
ちゃこはそのまま入院となりました。
今夜は、ちゃこの様子を、夜中に起きて見に行かなくていいんだとホッとしました。きっと病院で最善の手を尽くしてくれているに違いない…。でも結局、本当に入院させることがちゃこのために良いことなのだろうかと考えるとすっきり寝ることができませんでした。
次の日の朝、病院へ電話しました。ちゃこの様子を聞きました。もう家に連れて帰りたいという思いが強くなりました。
その後のことは、3月5日の日記の通りです。
先生が「もう助かる見込みはない」と言ってくれたことを感謝しました。先生の言葉が、もう自然に逝かせてあげたいと思う私の気持ちを後押ししてくれました。


ちゃこがとっても大好きでした。
やさしくて、頭がよくて、可愛くて、綺麗で、そしてマイペースでとっても頑固な子。
ちゃこが逝く前は、冬とは思えないほど暖かいいい天気。ちゃこが逝った後は、雨や雪が続いています。いくら寒いの嫌いだからって、ちゃこちゃんそのタイミングはないよ‥。
でも、ちゃこだから許す。結局、私は最後までちゃこに甘いのだ‥。