RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

義父のこと

ちゃこぱぱは週末は福岡でした。
以下、ちゃこぱぱブログより引用。

  • 今回の移動は

 肝臓ガン末期の父に面会するためのものである。

 結論としては、

    • 末期の末期で、もはや回復するための治療は困難(抗がん剤は現段階では無意味)
    • あとは8月末の誕生日が先か、亡くなるのが先か

という段階である。主治医の先生を始め、本人、兄、叔父さん(注:皆、医師である)も、「もはやできる治療はない」と判断している。

  • 「今日は調子がいい」

 と連呼している父だが、5月に会ったときよりも黄疸は激しいし、痩せている。そもそも、食事もまともに食べられないし(注:調子がすこぶる悪いと言っていた日には「温泉玉子ひとつ」が一日の食事だったらしい)、腹水がたまっているし、「フーフー」ときつそうに呼吸しているし(肝機能不全が皮膚のかゆみも引き起こすとのこと)。「医師一族」の例外(注:結婚する前の家族として、医療関係で働かなかったのは私だけ)として生きている「医療の素人」の私が見ても、せめて8月末の誕生日まで生きてくれたら・・・と思わざるを得ない状況である。

  • 冷淡な息子だが、

 今回の移動で改めて認識した。

    • 「受け継ぐものはきっちり受け継いだ。後の事は心配なく」

 金銭的財産のことではない。

    1. 他人にからかわれても愚直に邁進するキャラ
    2. 利他的な行動を基本とするキャラ(注:正確には「情けは人のためならず」を基本とするキャラ)
    3. 人相(注:兄よりも私の方が父似)と人見知りのキャラ

 である。

  • 自分としては、

 試行錯誤で身につけたと思っていた考え方の多くが、実は父と母に由来していることを痛感させられた。まさに愚かだが、

である。

 今となっては・・・、

  • 「医療以外の分野で父を超える」

 のが私の使命である。

 それは研究で名を挙げることでは全くない(たぶん)。私の場合、学内外の人達との対話を通じた「自分でさらに考えるきっかけ作り」(注:広義の教育)をすることであろう(注:と書いたからと言って、研究を放棄する訳ではありませぬ)。

 残りの人生の地図を一枚見つけた気分である。

 次に父に会うときにも、また下らない会話をできればいいな。

‥‥こんな状況ですが、いつも冷静なちゃこぱぱに感心。
夏休み中にもう一度家族で福岡に行けるといいなあ。