RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

テレビを見て‥

思ったこと。高次脳機能障害の子と家族との10年間の記録。すごく感動的でした。好きこそものの上手なれ!。それを信じ,息子さんの介護を続けた家族の努力に尊敬の念でいっぱいになりました。気持ちほくほく
我が家の父もくも膜下出血で倒れてから数年が経ち‥,高次脳機能障害を患っています。
最近,あまりにも平穏に暮らしていたので忘れていました。父が手術後,初めて帰宅した日のことを‥。1年間食事が食べれず入院生活を送り,その後なんとか在宅介護ができるようになった日。父は混乱して家を飛び出そうとして,泣きながら止めた母のこと。「もう死にたい‥。」と言った父。「いっそ,あの時死んでいてくれていたら‥。」と言った母。そんな事を思い出した昨夜でした。


誰にでも奇跡は生まれる訳ではありません。とりわけ,テレビは感動的な話を取り上げます。でも,奇跡は起きなくても毎日,毎日平穏に暮らす我が家,時折,泣いたり,笑ったり。父に奇跡が起きて普通の生活に戻れるとは思ってはいませんが,それでもこんな平穏な生活の中にも日々の家族の努力があるのだと思ったのでありました



そして,こんな複雑な我が家ではありますが,新しい3つの命を授かり,2年前に思った事を改めて心に刻んだのであります。

生まれてくる命と新しい家族の幸せを思い描けているのか?と。スタンダードだ、犬質向上だ‥、それは一体何のためにあるのか?と。そこに犬と人を想う気持ちはあるのか?と。