RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

育犬

犬を育てる‥、最近はいろんな情報がありすぎて、ついついこれはいけない、こうしないといけないなどなどワンコ育てのマニュアルはたくさん耳に入ります。でも、それをきっちりやらないとワンコ飼いの飼い主としての責任を果たせない!と思うのか、ワンコ育てに疲れちゃう人も多いのかな〜と感じることも多く、ちょっと昔を思い出し悲しくなることも‥^^;。

正直、我が家の初代ワンコのチロは、かな〜り性格悪!でしたよ^^;ひねくれものの、臆病ワンコ。祖母、父、私、妹に噛み付き、病院送りにしたことも(笑)。祖父から「こんな犬は保健所にやってしまえ!」と言われ、涙したことも‥。野良犬でウロウロしていたチロを家に迎え入れたものの、すでに生後何ヶ月かも分からないくらいでかいし、この時点ですでに性格はひねてました。散歩に行けば、とにかく人間に怯えるのです。病院での診察、ワクチン接種でさえも大暴れ。毎回、毎回口輪をはめられ‥こんな感じですよ〜〜〜(涙)。ダックスなんて小さい犬でもないし、柴犬とテリアのミックスらしいと病院の先生から言われ、「犬種特性として、性格的にはかなりきついものがあるかも‥」とのこと。
でもね、チロはすっごく頭が良くて、人のいうことがすっごくよく分かるんです。ただ、叱られることにすごく恐怖を感じてしまい、それが逆に攻撃性となって現れてしまうんです。単純に、噛み付くから自分の順位が上だと思っている‥そういうことではなかったんです。マニュアル本だと、きちんと飼い主がリーダーとなりましょう、悪いことをしたら叱りましょう、良いことをしたら褒めましょうなどなど買いてあるけど、チロにはまったく通用しませんでした。普通、褒める場合は大げさに、犬が喜ぶくらい褒めてあげたりするけど、チロはそれさえも恐怖でした。基本的に、大きい声、高い声すべてがイヤみたいでしたネ‥。
なので、我が家では基本的にチロの嫌がることはやらない方針で育てました。正直、他のワンコや人と仲良くすることはできませんでしたが、家族とはうまく生活できました。ネコのような存在のワンコでした。傍にいたければいる、一人で寝たければ違うところへ行ってしまう‥そんな感じのワンコです。チロはお顔はかわいい顔をしていたので、よく近所の子供達も触りたがりました。でも、それもすべて断りました。そうしているうちに、人を怖がって自ら道を譲って逃げ出すなどの行動もなくなり、狭い道でも他の人とすれ違えるようになりました。他の人は自分を構わない!ということに気付き、少し安心して歩けるようになったのかな?
お友達が家に遊びにきても、大分落ち着いていられるようになりました。でも、他人に心を許すことは絶対にしませんでした。お友達がチロに「お手!」と言うと、そのポーズはとるものの、手は宙にういたままのチロ。手に触れると、「ううううううう〜〜〜〜」威嚇ですよ〜(涙)。

こ〜んなチロとの生活をした後に迎えたちゃこ。我が家の目標は、心に傷を作らない!でしたネ。ちゃこまま犬をあんまりきつく叱れないので、犬に甘いと言われますが、いいんです。だって、ちゃこもベルタも素直さんだから^^。2ワンとも人間大好き!って子に育ってくれた‥それですっごい満足ですよ〜。仔犬のときは、ちゃこはいろいろいたずらしてくれましたよ。とくに、子供達への甘噛。でも、叱るよりは別な方へ気をそらせ〜みたいな感じで齧ってもよいおもちゃで思いっきり遊んであげればよいのです。齧られたくないものを齧ったときも、叱らないで一言「だせ!」。そして、それを離したら、齧ってもよいおもちゃを与えて、遊んであげる。でも、どうしても叱らないといけないときも、叱りっぱなしにしない。叱られてシュンとなっても、その後、ワンコのできることを指示してやらせる。それが出来たら思いっきり褒める。

ちょっと長々となりましたが、飼い主さんとワンコとが仲良く暮らせる方法がそれぞれの家庭で見つかると良いなあとしみじみ思うこの頃。すべてのしつけマニュアル本がそのワンコに通じる訳ではないんですから‥。