ダックスフンドといえば，短い足。では，歩様は，えっちらおっちら？もたもた？
いえいえ，静かでエレガント？ですよ〜♪
背線が上下することなく，スタスタスタ〜ッと歩きます。私の勝手なイメージとしては，潜水艦です。立っているときよりほんのちょっと沈み込んだ状態をキープしながら，スルスルスル〜っと滑らかに動いてくれる感じです。
お尻をふりふりしながら歩いたり，背中が上下にゆらゆら動く感じがあったり，時折後ろ足がぴょこんと跳ね上がったりするのは，よくないとされています。
前足と後ろ足の歩幅が異なる場合，歩様に乱れが生じたりします。４本足で歩く生き物なのだから，前足と後ろ足の歩幅のバランスは整っている方が体への負担は少ないと思います。胴長短犬の犬種であるからこそ，気をつけてあげたい点ですよね＾＾。
歩く速度に勢いがついてくると，空中に浮遊したような状態になります。フライングトロットと呼びます。動きが速くなるぶん，動きがよく見えます‥‥が，普通のトロットと比べても前足や後ろ足を出す角度，蹴る角度にはそれほど違いはないように思います。
ショーではトロットで審査されるのですが，ついついフライングトロットになってしまっている場合が多いと思います。我が家では，ミュウ子さんなんかは，スピードに乗って歩くのが大好きなのでついついおまかせモードです＾＾；
時折，前足を一生懸命あげてパタパタと歩く子もいますが，前足をいくら高くあげても前には進みません。足を一生懸命動かしている子，ゆったりとした動きの子‥進む距離が同じであれば，どちらが経済的歩様か？というのは分かると思います。
地面に対して前足は４５度で伸びること，後ろ足は４５度で蹴れることがよいとされています。
ただ歩く‥という動作でありながら，これが意外と難しい。
お散歩中にダックスフンドさんに出会ったら，どんなふうに歩いているのか？じっくり眺めてみて下さい。
たかが歩様，されど歩様なのです。
