RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

写真を撮ること


人間の記憶なんてすぐにボヤけてしまうけど,写真はその時,その場面を綺麗に残していてくれる。
カメラを持ち始めた頃は,風景写真が多かったけど,数年後には人物も写すようにした。人が写っていた方が,後から写真を見なおしたとき,いつ,誰と,どんなことをしたのか?という記憶が蘇りやすいと気付いたからだ。


現在,津波で亡くなった友人の写真を探し,プリントし直している。そして,亡くなった友人の家族の方に届けようと考えている。葬儀のとき,家もなにもかも津波で流されてしまったことを聞いていたから‥‥。葬儀に駆けつけたとき,家族の方は,会ったこともない私達を大学の同期とすぐに気付いてくれた。写真や年賀状を見ながら,大学のときの話を家族にもたくさん話していたらしい。


数年前も,ガンで友人を亡くしたけれど,その人が最後に送ってきたメールが忘れられない。「余命1ヶ月を宣告されました。3才の娘に会う機会があったら,自分がどんなやつだったのか話してやってほしい。悪口大歓迎!」10年後も生きていることを狙っている(笑)‥と冗談のように書いていましたが,それは叶わず‥。その時も,結局自分にできたことは,家族の方に写真と,何をしているときの写真だったのか‥そんな添え書きを書いた手紙を送ることだけでした。悪口大歓迎!‥とはあったものの,写真は本当に馬鹿馬鹿しいものばかりで逆に泣けてきました。飲み会であったり,ふざけて遊んでいるところだったり‥‥なんでもっときちんとしたものを撮ってこなかったんだろうっ!って情けなく思ったり。


祖母は火事ですべてを失くしたことがあるけれど,火事は思い出もすべて失くしてしまうって何度も言っていた。家族と撮った写真を失くしたことを残念そうに話している。


今,改めて写真を整理している傍で,子供達も写真をのぞきこんでいる。自分達が生まれた頃の写真を見つけ,大はしゃぎだ。笑いながら写真を眺めている。やっぱり,写真ってなんかいいネ‥‥。。。


応援ポチッとお願いします
にほんブログ村 犬ブログ カニンヘンダックスフンドへ
にほんブログ村
にほんブログ村 観賞魚ブログ ベタへ
にほんブログ村