RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

ブリーディングについて思ったこと

小学校からの友人が飼っていた愛犬のダックスさんが亡くなりました。以前から椎間板ヘルニアを患っていて、手術に踏み切ったのですが手術の甲斐なく麻酔から覚めませんでした。
友人とは、小学校から犬友で、お互いの先代ワンコは、13年以上生きてくれました。その後、偶然にも、お互い2頭目ワンコはダックスを迎えることとなり、相変わらず腐れ縁!?の犬友。友人のワンコが亡くなったのは、「ちゃこが死んじゃったよ‥」って話をしたすぐ直後でした。
お互い、まさかこんな早くワンコを亡くしてしまうと思っていなかったので、2人でたくさんたくさん話をしました。やっぱり共通する想いとしては、家族の一員として迎えたワンコが健康で長生きしてくれること!これが一番っていうことでした。
椎間板ヘルニアは、ダックスに多い病気の一つに挙げられています。簡単に書いてある本などには、胴長短足の体型は腰に負担がかかりやすいから‥つまり力学的な理由です。しかし、一方で、医学的な理由の一つとして、ダックスは軟骨性異栄養性犬種であることが原因と言われてもいます。軟骨形成異常の遺伝子により、足の骨が伸びない=短足犬なのです。軟骨形成異常が背骨にも生じ、軟骨が変性することで起こる遺伝性疾患が椎間板ヘルニアと考えることができます。
もし、椎間板ヘルニアが遺伝性疾患であるならば、これはブリーディングの中で少しずつ淘汰できるものであると思います。現在は、血統書に肘関節、股関節の形成不全のグレードを記載できるようになってきていますが、同様に椎間板ヘルニアの発症のことなども分かるようになれば良いなあと思いました。

ベルタも以前、肘関節、股関節、膝蓋骨のチェックを病院で受けてきました。日常生活には問題ないものの、関節に緩みが見られる部分もあることを認識することができました。ワンコのどの部分がどのように弱いのか‥それを医学的に分かるだけで、日常生活でも気をつけてあげられることって多いなあと感じました。

正直、我が子可愛しの想いもありベルタさんのブリーディングを考えています。でも、遺伝的疾患等考えるとやっぱり怖いなと思う部分もあります。今、私が出来ることは、医学的チェックを受けることや、ショーを通じてベルタさんの長所、欠点を認識していくこと、アジリティを通じてダックスが持つ本来の運動能力を考えること、ボランティアなどに参加できるような優しい気質を大事にすることだと思っています。そして、健康で健全で家族と末永く暮らしていくことが出来る子、これまで先代ブリーダーさん達が受け継いできた犬質を落とさず、向上していけるようなそんなことを夢見ているのであります‥。ホント、夢みたいなお話ですネ^^;