RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

毋フネさんにぐったり……その5。

またまたまたまたこんなネタでスミマセン
とうとう,とうとう『その5』までいっちまったよ〜〜
さすがにそろそろ完結編となってほしい(笑)。


結婚式翌日。
毋はこの日は,東京観光をすると前々から言っていたのであります。
私はホテルの最寄り駅や,東京駅に着くまでの時間なども事前にネットでチェック済み。
だけど,毋はローテクだった。
またしても朝3時に起床して,ホテルを飛び出し,最寄り駅まで実際に歩いていってみたらしい
そして気の毒だなと思ったのは,毋と同室の祖母のこと。こんな状態の毋とセミダブルベッドでちゃんと睡眠できたんでしょうか?「お婆ちゃん,寝れた?お母さんがうるさかったでしょ。」と聞くと「ちょっと寝られなかった。」とのこと。毋まで「私も興奮しちゃって寝られなかったわよ〜。」なんて言っているが,アナタには聞いておりませんからっ


さてさて,私と祖母と毋の東京観光の始まりッス。
祖母は電車の中でガイドブックを広げては「ここ行きたいな〜。」「あそこもいいな〜。」「ここはどうかな〜?」と楽しそう。んで祖母の希望はスカイツリー。祖母は電車の乗り継ぎもちゃんとガイドブックで調べていた。私も「うん,いいんじゃない♪私も行ったことないし。」って二人で盛り上がっていたら……
毋「無理無理無理〜〜〜。時間ないから遠い所は無理。東京駅見るだけで時間足りないんだから。しかもスカイツリーなんて行ったって混んでいて上まであがれないんだから〜〜。」と。
祖母と私が「えっ,無理じゃないよ。行けるよ。時間あるし。」と言っても,毋は,リニューアルした東京駅は見るところがたくさんあるからと譲らない。


そんなに言うなら毋の東京駅観光にお付きあいいたしましょっ


……が,東京駅に着いた途端,毋は「どこに行けばいいの?」と(笑)。
まずはその大荷物をコインロッカーにでも入れてはいかがでしょうか〜〜。


んでまたしても毋「さあどこ行く?」
あんなに東京駅,東京駅って騒いでいたんだからまずは外観でも眺めてみてはどうでしょうか〜〜。


んでまたしてもまたしても毋「どっち?」
外観を眺めてみるのなら丸の内方面ではないでしょうか〜〜。


万事こんな調子の毋
私と祖母は東京駅の模型を眺めたり,東京駅の歴史などが書かれたパネルなどを読んだり,南北にあるドームの装飾などを眺めたりしていたのですが,毋が一番興味なさそう。


そこで私と祖母は,天気も良いしお散歩がてら日本橋を見に行くことにしました。毋も「じゃあそこに行きましょう♪」とご機嫌。先頭を歩いていきます。……がやはり毋はどちらに行けばいいか分からずっていう状態。地図も渡してあるんスけど……。私と祖母は日本橋に行く途中にあるお店を見たり,日本銀行で写生をしている人達の絵を眺めたり…なのですが,毋は道も分からないのにズンズン先に行っちゃうよ〜〜


日本橋についてからも,私と祖母は橋のたもとにある道路元標のレプリカを見たり,東京歴史ガイドツアーで来ていたお客さんに混じってガイドさんのお話を聞いてみたり,日本橋を舞台にした映画の話をしたり,観光気分満喫ッス。……んでもって,やはり毋は興味なさそう。毋にとっては,○○観光地に行くということだけが目的になってしまっていて,目的地に着いてしまうとそれで終了なんですよ。だから,東京駅の外観を見た…東京駅観光終了,日本橋に着いた…日本橋観光終了なんです。


そして,ガイドさんのお話を聞いている途中の私と祖母に,「遊覧船のチケット買ったから!こっちこっち。」と言う毋。
ゆ,遊覧船!?!?
1時間もかかるツアーらしく,川の上で吹く風も寒そうだし,祖母はトイレを先に済ませたいとのこと。
すると「○時までに船乗り場に行かなきゃいけないんだから早くしてよ!」と毋に逆ギレされる。だって〜,こちらの都合も確認せずに勝手に遊覧船のチケット買ったのはそっちじゃん


かくして,私と祖母と毋は遊覧船に乗ることになったのであります。しかも,遊覧船はスカイツリーの袂まで行ってUターン(笑)。もと来た道を帰るのです。遊覧船の案内を見ると,片道コースもあるじゃあ〜りませんか。私と祖母は,スカイツリーを見ながら「片道コースが良かったね^^;」と苦笑い。


遊覧船観光を終え,昼食をとるときも,毋の暴走は止まりません。祖母のメニューを勝手に決めたり,「あれも食べて。これも食べて。」と御歳85の祖母にどんどん食べさせようとしたり……。祖母の本音は,「そんなにたくさん食べられない…。」なんだけど,毋は色んな物を食べさせることが孝行だと思っている様子。結局,ハイ,私が祖母のぶんも食べました。毋には「そんなに食べてみっともない!」って言われましたけどね(笑)。


またまたテクテクと散策しながら,東京駅まで戻ります。私と祖母は,せっかくだから来た時とは違う道を通ろうということに。もっちろん,毋はどちらの方向へ進めばいいのか分かりません。あまりにも道が分からなすぎる毋に,さすがに祖母も呆れてきた。「道路の標識とか,ちょっと上を見れば分かるじゃないか。」と。しっか〜し,毋は,標識を見ても,東京駅とは反対方向に行こうとしましたから……。ダメだ,こりゃ。


東京駅に戻り,私もそろそろ毋の態度には限界だった。
「ほらっ,東京駅観光したいって言ってたんだから,お土産買うなりなんなり好きにすればいいじゃない。時間はたくさんあるんだしっ!」って,ちと突き放した。まーそれでも毋はいつも通りでしたけどね。「えっ,どこ行けばいいの〜?」ってな具合に。
私「駅の地下街も,1階もまだ何も見てないじゃない。好きなとこ行けば。」
毋「地下はどっち?」
私「………。」


結局,私と祖母で,毋のことを東京駅のラーメン通りに連れていったり,キャラクターショップを見せたり,お菓子売り場に連れていったりしたのであります。そして,毋は何一つ興味を示しませんでしたからっ(怒)。
「混んでいて何も見れない〜〜。疲れるだけ〜〜。欲しいものもないし〜♪」と無邪気に言われると……もうここに毋を放置してしまおうかって気になってきたよ。


私は「ちょっと休憩したい。喫茶店にでも入りたい。」と言いました。ええ,ワタクシ,非常に疲れておりました。
んでもって,目的地?が決まると毋は張り切るんですよ。「じゃあ,喫茶店に行きましょう♪」って。東京駅内の喫茶店は混んでいて,座ることができませんでした。なので,大丸の喫茶店に行くことにしました。
大丸で案内板を見る毋。「12階,12階に行くわよ♪」。う〜ん,レストラン街のような気がするのですが……。
んでもって,12階は予想通りレストラン街。そして行列。私と祖母は疲れてしまって,もう無料のベンチコーナーに座り込む。もうここでいいや……。
「喫茶店ないじゃない!」と毋は怒っているけれど……。
そして,私と祖母で改めて案内板を見直すと,喫茶店は各販売フロアにあるみたい。紳士服売り場にある喫茶店が一番空いているはずと祖母が提案。やっとこさゆっくり座ることができました。


この時点で,帰りの新幹線まであと3時間ほどありました。東京駅は見る所がたくさんある,東京駅観光だけで時間がなくなると訴えていた毋は一体ど〜思っているんでしょ。私と祖母は,ガイドブックを見ながら「スカイツリーに行けば良かった。」「秋葉原メイド喫茶に行ってみたかった。」ってな感じでした。
残り時間なども考え&消去法?で「う〜ん,ここから近い所だと皇居がいいかなあ。まだ東御苑の方は見たことがないんだよね。」と祖母と話していたら……
毋「皇居,皇居行きましょう♪私,会計払ってくるから〜〜〜。」とコーヒーを飲み干し,レジに行ってしまった。
あの……私と祖母はまだコーヒー飲んでいる途中なんですけど


東京観光……1日あったはずなのに,東京駅と日本橋と遊覧船と皇居で終わってしまった。なんだかな〜〜〜。不完全燃焼だなあ〜〜〜。


帰りは……,新幹線の時刻までまだ1時間もあるのに「時間がない!急がないと!」と言う毋。
荷物を預けたコインロッカーがないと騒いだり,駅弁をどれでもいいから早く買ってと騒いだり………。当然のようにコインロッカーや売店までは自力で辿り着けない毋なんですけどね。場所が分からないからこそ,早くしなきゃ!と不安になるんでしょうかね?


駅弁を食べる時,新幹線内の折りたたみテーブルをまたしても下げることができなかった毋……,帰りもソレっすか。学習してくれ!んでもって,「結婚式は天気が良くて良かった。今日も天気が良くて良かった。」また天気の話かよ!ワタクシ,帰りの新幹線は無言で過ごしましたとさ



おかげさまで東京での結婚式&東京観光での毋の珍騒動話も終了です。長々とおつきあい頂き,ありがとうございました。


今朝も毋は,午前2時半に起きてバタバタしていましたよ。
私は……東京観光から1週間以上経つのに,心労,疲労のせいか口内炎が治りません(笑)。


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