RIPARIAN.F.DOGS

ライパリアン.エフ. 〜ちゃこの日常〜

ベルタさんの最後は肺水腫でした。

ベルタさんの最後についてちょこっと記録。ちょこっとじゃないですね、長いです。


亡くなる前日にお元気ですって書いたんですが、ほんとお元気だったんです。
夕飯も自分で食べていました。
様子が変わったのは、日付が変わった夜中の12時過ぎ。
呼吸がおかしい。
このままだと肺水腫になってしまうな‥と思い、処方されている薬を追加で飲ませました。
そんな感じで夜はウトウト寝たりして乗り切ることができました。


そして、朝にはまた呼吸がおかしい。ふうふう苦しそう。朝食後に飲む予定の薬を飲ませました。朝ごはんは食べません。
薬は効いてくる気配はありませんでした。
朝一で診察してもらいましたが、先生もこれは厳しい‥という印象でした。肺水腫です。ただ、心臓はまだしっかりしていたようで、肺の水をうまく抜くことができれば少しは希望があるかもという感じです。
本来なら入院レベル。
もう3回目の肺水腫。危ないのは分かっていますが、必要な処置だけしてもらって自宅に帰ることは決めていました。


呼吸は落ち着くことはありませんでした。絶対安静だったのですが、認知症があるので動けると思うと動きたくなるベルタさん。動きたがるということは、薬が効いているということかもしれないと少し安堵。また、肺水腫の苦しい時って横になって寝ることも難しいのですが、呼吸数は多いものの横になって寝たりもできていました。
午前中までは回復する可能性を考えていたかもしれません。
昼過ぎから、肺?お腹?からゴボゴボと音がし始めました。
嗚呼、これは‥‥。😭。
昼過ぎまで呼吸が落ち着かない時に、飲むように指示されていた薬もあったのですが、もう飲ませることはできませんでした。
酸素をあてながら、呼吸が少しでも楽になるようにと頭を高くして抱っこしました。口から少し血混じりのピンクの水が出るようになってきました。
1度呼吸が止まりましたが、しばらくして復活。
その後、また呼吸がとまり、心臓の拍動の間隔が長くなり、いつの間にか心臓が動かなくなりました。


老犬ベルタさんを介護していて、いつかはくるお別れのとき。病院の先生から色々と教えてもらっていました。


肺水腫は、ベルタの最後としてかなり可能性が高いものでした。肺水腫は溺れているのと同じ、苦しい、可哀想って書かれているのを生前によく見ました。
いつかはくる最後の時、あまり苦しまずに‥と願っていました。少しづつ食欲がなくなって、眠るように‥なんてのがいいんじゃないかとか。


でもね、ベルタさんを看取った時に、苦しそうで可哀想とは全く思いませんでした。
死は1度しか訪れないし、あれが良かった、これが良かった、こっちは可哀想、苦しそうなんて自分で全部体験して比較できるものじゃないし、選べるものでもないしね。もう、それを受け入れるだけですよ。ベルタさんはそう見えました。頑張ったね。
16歳6ヶ月。こんな日がいつかはくると分かってはいたものの、もっと笑顔で送り出せるものなのかと思っていましたが、涙が止まりませんでした。


ただ、ああしていたら、こうしていたら‥というような後悔は全くありません。
ベルタさんがいなくなってとっても寂しい、悲しい、我が家にきてくれてありがとう、ありがとう、ありがとう‥また会いましょ、そんな気持ちです。


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